2018-12-16 十の月 心象風景 病み 白い胸をさらけ出して嘘で固めた十の月 無知な声をいたぶって夜に行進 十の年 月明り 幅を間違えて躓いた 樹木の影見つめない その横顔話したくないもの 白い夜は色めき立って耳を塞いだ十の年 月語り 星たちが見てる結びつけて 花ふる里私たちの背中がのびて帰りたくないもの 長い年月がたった半分を失って悪い夢にいる 解らないのに言葉が強すぎて流されてしまう その赤い眼で世界を見てこの場所でまた 話そうよ 二人 三人で引き裂かれることのない 赤い夢を見てその掌に返る