2018-12-15 冷たい腕 病み 冷たい腕がのびてきてわたしの心臓を触る握る楽しそうにもういっそ 潰して 霞の中の笑い声がわたしの喉元に迫る喘ぐ愉しそうにさよならを 言わせて 体の下から内側から触手のように這い上がるこれは悲しみか忘れた爪 なのか 剥がれ落ちて夢敗れ去って愛葬った哀れみすべて括って 零れ落ちて さよなら糸で縛って さよなら