2018-12-15 青と橙 心象風景 流れていく空と森の歌声に耳を傾けながら冷たくなった風を浴びて突き抜けるように青を駆け抜けあの町へ 陽はやわらかく町を立ち向かう心のよわい昼下がりの声をみても雲は流れている頬を染めて橙に 空が沈んでいく少しずつ薄くなり青と橙が静かに闇に溶けていく やさしい想い出と切なさが溶けあって胸の奥が痛い忘れたいのに 帰りたい場所悲しくなんて夏の朝に滴りおちる水は何処にも還らない 夜になって見てしまうのが怖いもう少し眺めさせて青と橙の空