隠し部屋

感情を抱えていたら詩になった

神様

寒くはないはずなんだ
神様がそうやって言ったから
愛に包まれて育ったの
寒くはないはずなんだ

鳥肌が何故かたっている
いつもわからない話ばかり
誰かの心に染まってみたら
鳥肌が何故かたっている

何となく少し怖いんだ
やさしい人の奥に光るもの
救いと呼ばれた言葉でも
何となく少し怖いんだ

想像の中で燃やしている
本当に存在して欲しくない
あっという間に消えるから
想像の中で燃やしている

目を背けたくなる悪いんだ
嘘を見つけたら怒られちゃう
物語の断片に都合よく嵌る
目を背けたくなる悪いんだ

偉い人はキライ
正義は傷をつける
愛は手錠みたい
神様は嘘だらけ

どうしたって寒いんだ
悪魔が耳もとに巣食ったの
夜に騙されていつまでも
どうしたって寒いんだ